高齢化社会を迎えた糖尿病治療の統合的な考え方

日本統合医療学会がいうところの薬療法を中心とした対処療法では高齢化社会を迎えた現代の日本にあっては無理があると言わざるを得ない。

なかでも特に問題となっているのが糖尿病である。

糖尿病の原因はとても単純で、炭水化物=当分の取りすぎ、年老いてなお続くグルメ志向がその根底にあるのではないだろうか?

たとえば、定年後は、美味しいものを食べてゆっくり暮らす的な考えは糖尿病といった糖代謝異常の病気をもたらすだけでなく、肥満を助長して、より不健康なカラダへと一直線だ。

糖尿病は生活に根ざした病気であるため、それをコントロールできる心を育てなければならない。

糖尿病になったからといって、血糖値を下げる薬をその場限りで処方したりしてもこの病気の原因を解決したとはいえない。もっと、患者さんの心を育てるといった東洋的な考え方に立脚することが大切だといえる。

特に、糖尿病を改善するには、早い段階での発見と以下の指導が大切であろう。
1)糖分を減らす食事制限
2)有酸素運動をおこなう
の2点だ。

食事については甘いものを控えることはもちろん、炭水化物特に白米の量を減らすといったことを、また運動についてはそれがどれほど大切かを患者さんに周知させる必要がある。これが東洋的な「原因療法」、つまり糖尿病の元凶を断つことにつながるであろう。

そのためには、もう少し患者さんの生活に踏み込んだアドバイスが必要、これがつまり日本統合医療学会のいうところの『オーダーメイド医療』を実現するうえでの基礎となるであろう。

そのためには必要なのがドクターの心構えいわばマインドセットである。
今目の前にある病状だけに注視するのではなく、患者さんの生活スタイルの把握が必要である。

たとえば、一人の患者さんをみるときでも
「普段どのような生活パターンなのか」「どうして、この方は食べ過ぎてしまうのか」「どのような原因がその心に潜んでいるのか」「それはストレスなのか」といったもう一歩踏み込んだ患者さんの立場に自分の身を置いた理解が必要でだ。

そこにはしっかりとしたドクターを患者さんとのコミュニケイションが必要であり、従来のトップダウン的なアドバイスでは意味がないということだ。

これらのことは超高齢化社会を迎えて考えるべきことだといえる。